単語に性別があるの!?
なにかとややこしいことが多いスペイン語
今回の記事ではそんなスペイン語の中でも
特にややこしいことを紹介したいと思います!
名詞の性って?
スペイン語には名詞の性ってものがあります
一応説明しておくと
名詞とは、物の名前を表す単語のことです
具体的に言うと「鉛筆」とか「消しゴム」とか
その物の総称ですね
そしてその名詞に性別があるのです
この性別っていうのはただの文法上的なものであって
別に各単語にチ〇チ〇がついているとかではないです(笑)
難しく考えることはないです
「スペイン語にも性別あるんだなー」ぐらいの認識で問題ありません
名詞の性の見分け方
名詞の性別を見分けるには
大まかな基準があります
基本的には
aで終わる名詞→女性名詞 例)fresa いちご
oで終わる名詞→男性名詞 例)libro 本
です
大体の名詞はこれで見分けがつきます
ただしこれだけで終わらないのがスペイン語
上記の法則に当てはまらない名詞も多数存在します
例)mano→手(oで終わるけど女性名詞)
idioma→言語(aで終わるけど男性名詞)
このようなイレギュラーも存在するので
最初のうちは一回一回知らない単語が出てくるたびに
辞書などで性を確認してください
かなりめんどくさい作業ですが
慣れればなんとなく感覚で分かってくるので頑張ってください!
名詞の性によって形容詞が変化!!
名詞には性別があることはもう話しましたが
それによってどのようなことが起きるのでしょうか?
一つ目の大きな影響としては
「形容詞の形の変化」です
形容詞とは名詞を説明するための単語ですね
日本語で言うところの「美しい」とか「きれいな」というやつです
これの語尾が
男性名詞の時はo
女性名詞の時はa
に変化します
例えば形容詞guapo(美しい)をchico/chica(少年/少女)につけると
chico guapo→かっこいい少年
chica guapa→かわいい少女
となります
これを正式には
「性の一致」と言います
これは別の記事でも書いている
estarなどの状態動詞などの主語によっても変化するので
そちらの記事にも目を通しておいてください
性による不定冠詞、定冠詞の変化
そして名詞の性が違うと
不定冠詞、定冠詞も変わります
不定冠詞と定冠詞についてはこちらの記事で紹介しています!
不定冠詞
男性形単数→un
男性形複数→unos
女性形単数→una
女性形複数→unas
定冠詞
男性形単数→el
男性形複数→los ←ここだけ単純にsが付くだけじゃないので注意!!
女性形単数→la
女性形複数→las
性別があるだけでなく
数によっても変化するとは恐るべきスペイン語ですね(^_^;)
数の変化についてはこちらをご覧ください!
最後に
言語を習得するためには
こういう基礎部分のめんどくさいことを
こつこつとやるのがとても大切です
簡単にやりすごせる裏技はいくらでもありますが
そういうことを繰り返していると
しっかりとした本物の語学力は身に付きません
めんどくさいと思わずに
ゲーム感覚で覚えていってください!
そして本物の力を身に着けてくださいね